こだわり

 にわとりのストレスがなるべく小さくなる環境を整え、安心できる原料で餌を作り、無理のない規模で運営していけば、きっと良いたまごが作れる。そんな思いで、にわとりを飼っています。かつての農家の庭先で飼われていたにわとりが産んだであろうたまごをイメージして、にわとりたちを育てています。

 運動したい・地面を掘り返したい・砂浴びをしたい・高いところに止まりたい。そんな、あたりまえのにわとりの欲求を満たせる環境はもちろん、農場周辺の環境にも配慮した運営を心がけています。

一坪あたり、8羽のゆったり鶏舎

オーナー近影

 丹庄ファームの鶏舎は、遮光ビニールが貼られたビニールハウスです。キツネや猫の侵入を防ぐため、内側は板や金網で目張りをしています。南北方向は、大きく開閉でき、冬の夜間や、気温が低くて風のある日、暴風の日は開閉部を閉めて、鶏舎内が穏やかな気候になるようにしています。ビニールハウスと聞くと、夏は暑そうに感じるかもしれませんが、風通しの良い木陰にいるような感じで、夏でも屋外のような暑さにはなりません。東西面には、鶏のストレスを減らすため、鶏舎の外から採卵ができる産卵箱をセットしています。

 

 丹庄ファームでは、きめ細かな世話を行うために、小さめの鶏舎を8棟使用しています。それぞれ、12坪の広さがあり、採卵鶏の最大収容数を100羽にしています。1坪当たり、8羽(8.33羽)ほど。アニマルウェルフェアの基準、10羽以下をクリアしています。ちなみに、ケージ飼いが禁止されているEUの基準は、1坪当たりに換算すると30羽以下、一般的な平飼いでは13~15羽/坪、有機JAS(オーガニック)基準では約20羽/坪となっています。かなりひろびろとしています。

 低い飼育密度は、にわとりのストレスを根本から小さくしてくれます。また、過密な飼育に付きものの、鶏舎外への悪臭の発生もありません。日中の農場は、驚くほど静か。砂浴びをしたり、地面をつついたり、昼寝をしたり。思い思いの時間を過ごすにわとりたちをながめていると、ほっこりします。

 

飼育密度

丹庄ファーム

2.5羽/㎡

最低限の目安 30羽/㎡
有機JAS(オーガニック) 6羽/㎡
アニマルウェルフェア 9羽/㎡
一般的な平飼い 10~15羽/㎡

出典:AI(google Gamini)による回答を元に作成

 

こだわり抜いた、プレミアムグレードの自家配合飼料

 遺伝子組み換えトウモロコシが主原料の鶏の餌ですが、丹庄ファームでは宮城県産のくず米、焙煎大豆、モルトレージ(発酵ビール粕)、カキ殻、魚粉をベースに、国産の小麦ふすまやオリジナルの発酵飼料を加えた自家配合飼料を与えています。

 現在、輸入品は、ホンダワラミール(乾燥海藻粉末)のみ。小麦ふすまは、輸入小麦から国内で製造。モルトレージも原料は輸入ですが、製造は宮城県内です。

 たまごには、餌の成分が濃縮されていきます。だから、餌の原料は、顔の見える国内産の原料が安心です。人の嗜好を満たしつつ、にわとりの健康を維持できる飼料がここにはあります。


2026年1月現在の飼料原料は、下記の通りです。もみ殻とモルトレージは、混合して好気発酵後に使用します。

飼料原料名 生産/製造県(国) 使用目的や効果
くず米 宮城県  主要なエネルギー源として。飼料米の使用は、ハードルが高いので、くず米を使用。せんべいなどの原料に使うレベルのくず米です。
輸入穀物に頼らない、真の国内産たまごを生産します。
焙煎大豆
大豆を煎って、粉砕した物を使用しています。(きなこです)植物性タンパク質と必須アミノ酸
宮城県仙台市  宮城県の大豆の生産量は、全国で2番。焙煎大豆は、くず大豆を焙煎して粉砕した物を与えています。必須アミノ酸(リジンやメチオニンなど)を豊富に含むため、鶏の成長や産卵に必要なタンパク質源となります。
 焙煎した大豆の香ばしさが鶏の食いつきを良くします。
豆に含まれるイソフラボンなどの抗酸化物質が、鶏の病気への抵抗力を高め、ストレスからの回復を助けます。
小麦ふすま(ブラン)
小麦粒の外皮です。栄養満点!
国産  食物繊維が約48-53%と非常に多く、ビタミンB群やE、ミネラル(亜鉛、鉄、マグネシウム、リン)が豊富に含まれています。
 豊富な繊維質で、砂嚢の発達を促し、餌の腹持ちを良くします。
もみ殻
(モルトレージと合わせて発酵飼料を作ります。)
地元産  鶏の腸内環境の改善と、それに伴う健康増進・糞尿の臭い軽減
鶏の自然な免疫力(抗病力)を強化
地域資源の活用
モルトレージ(発酵ビール粕)
(ビールの絞りかすです。アップサイクル飼料原料です。)
宮城県仙台市  ビール粕はタンパク質が豊富で、かつ良質な繊維質を含んでおり、ニワトリの健康を維持し、腸内環境を整える効果が期待できます。
 アミノ酸バランスの調整や、ビタミンB群の補給源としても機能し、卵質を向上させます。
 食品廃棄物(ゴミ)として処分されていたものを飼料として資源化しています。地域環境の持続可能性を高め、環境保護に貢献します。
魚粉 宮城県産  必須アミノ酸(特にリジンやメチオニン)を豊富に含み、植物性飼料(大豆など)だけでは不足しがちな栄養を補うことができます。
 必須栄養素の補給: ミネラル(カルシウム、リン、セレン)やビタミンが豊富に含まれており、鶏の骨格形成や健康維持に非常に有効です。 魚粉に含まれるn-3系不飽和脂肪酸(EPAやDHA)が鶏卵に蓄積され、栄養価が高く、旨味のある品質になります。
カキ殻
伝統的なアップサイクル!
宮城県石巻市  炭酸カルシウムを豊富に含み、動物質由来で鶏の体内での溶解性と吸収率が非常に良いです。カルシウム以外にも、タンパク質(コンキオリン)や天然の微量ミネラルを含み、健康な骨格形成や免疫機能の向上を助けます。
 水産業の副産物であるカキ殻を有効活用することは、環境負荷の低減につながる持続可能な取り組みです。
ごま油粕 国内産  タンパク質含有率が非常に高く(約40〜45%)、特に必須アミノ酸のメチオニンやシスチンが豊富です。これは鶏の羽毛の生成に非常に重要です。(2026年1月下旬より)
ゼオライト
多孔質の天然鉱物
山形県産  腸内の有害物質や菌体毒素を吸着・排泄することで整腸作用を促し、下痢や軟便を防止します。カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを含み、特にカルシウム補給により骨格強化や卵殻強度を向上します。
炭酸カルシウム
石灰石から作られます。
国内産 骨の脆弱化(骨粗鬆症)を防ぎ、長期間(老齢になっても)安定した産卵をサポート。原料は、石灰石。
アルファルファ(牧草)ミール 国産  ビタミンA、D、E、Kや、鶏に必須のミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄など)が豊富に含まれており、栄養価の高い卵が生産されます。卵黄のコレステロール値を低減させる効果。Ω3脂肪酸も増加します。
乾燥ホンダワラミール インドネシア ヨードを多く含む。必須ミネラル、アミノ酸、ビタミンが豊富。

出典:AI(google Gamini)による回答を元に作成